10201511月

筆跡鑑定の事前調査について

筆跡鑑定を証拠として裁判で争う場合は鑑定書作成となりますが、

結果だけを知りたい、書き手がわかればいいといった場合は、

鑑定書を作成する必要はありません。

事前調査だけで十分です。

日常生活での些細なトラブルにおいて事前調査は意外と力を発揮します。

最近の件ですが、

ご高齢の方が自分の通帳から誰かが現金を引き出しているのではないかと言いだし、

ご家族が調べた結果、どうやらご本人が引き出したことを忘れているようだとのことでした。

ご家族からの問い合わせだったのですが、

払い出し用紙の筆跡は本人の字に似ているので言い聞かせても

本人は「これは自分の字ではない、鑑定してもらう」と言い張る、との事でした。

このようなケースは家族がいくらなだめても納得しません。

特に高齢になると思い込みも激しくなり、

頑固に自分の意見を押し通そうとすることは少なくありません。

家族で喧々諤々やりあうよりも、

専門家に任せた方がお互い嫌な思いをしなくて済むでしょう。

多少お金はかかりますが(事前調査は21,600円)

それで済むわけですので高いと思うか、良かったと思うかは考え方一つです。

また「誹謗中傷文書」は結構な件数があります。

書いた相手はだいたい察しがつくことが多いものです。

しかし、証拠がないと疑心暗鬼に陥り周囲を信じられなくなり精神衛生上よくありません。

職場が絡んでくると訴えるまでとはいかなくても、

立場的に話を聞いたり指導したりしなければならない場合もあるでしょう。

しかし確たる証拠もないままでは話の持っていき方がぼやけてしまいます。

犯人探しということに使うのではなく、

「これまでは目をつぶるけど今後やったら黙っていないぞ」と

暗にほのめかす方が抑止力になるでしょう。

もちろんここにあげたことはほんの一部ですが、

日常生活の身近なシーンに筆跡鑑定の事前調査がお役にたてるとうれしい限りです。



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