2320175月

中村獅童さんの自筆FAXより

歌舞伎役者の中村獅童さんが肺線がんを公表しました。

幸い初期段階での発見だったため完治するということです。

FAXの日付が2017年5月18日、

この2日後に帯広でトークショーがあり行ってきました。

登場の瞬間、後ろのご婦人たちの

「うわー!きゃー、かっこいいー!」との黄色い声…!

年をとってもときめく気持ちがあるのは良いことです

…が、半分枯れ果てた自分の気持ちも再認識しました。

さすが声も良く、お話も慣れていて面白く、

トークショーというより講演会の様。

がんについても、聞かれる前に自ら「大丈夫ですよ、僕元気なんで。」と、それで終わり。

話の主導権は常に獅童さんでした。

印象的だった言葉は

「人間は感情の中で生きる。」

「良いことばかりが人生じゃない。」

言葉が力強く、まさしくご自分の人生そのもの。

さて、オリコンニュースに自筆のFAXがありましたので

早速筆跡を見てみたいと思います。

伝統や上下関係を大切にする縦長文字です。

高い理想を持ち、ストイックな生き方を志向する獅童さんらしい文字です。

野心家で合理的、自分の美学に基づいて行動する方でしょう。

通常は周りに合わせる協調型を意識していますが

内面は、誰にも指図されたくない強烈な一匹狼的な面をお持ちでしょう。

強引でわがままな面の合間に見せるさみしがり屋の面は

女性にはやんちゃな少年が見せる純粋さに映るのでしょうか。

(浮いた噂が絶えませんでしたよね)なんとも得な人です。

文字が右傾気味なのが気になります。

獅童さんは何においても平凡では満足できない性分のようです。

まだ、もっと、というふうに、

単純に上を目指す気持ちばかりではないようです。

綱渡りの様な不安定の中で味わう緊張感を求めているのでしょうか

小市民的な常識の中で生きるのではなく、

感情の激流の中で自分の命を燃やす、

スケールの大きな人生を歩むかたなのでしょう。

病気に勝ち、新作歌舞伎で新しい歌舞伎界を盛り上げて欲しいと思います。



拙著もよろしくお願いいたします。

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