120162月

あなたが強く生まれ変わるために文字ができること 7 誰からも好かれる人になってはいけません

「あの人は誰からも好かれる良い人」

「あの人は人から憎まれるような人ではない」

「あんな事をするような人には見えなかった」

ワイドショーのインタビューではおなじみの言葉です。

面白い事に加害者も被害者もこう評されることに気がついている人もいるでしょう。

去年の2月20日、13歳の上村遼太君が集団暴行を受け命を落とす事件がありました。

連日の報道から、遼太君もまた誰からも好かれる子だったといいます。

誰からも好かれる子であるにも関わらずどうしてこのような目に遭ってしまったのでしょうか。

それは、自分に害を為す人間からも好かれようとしたからです。

遼太君はまだ13歳、価値観の確立もこれからで親の庇護が必要な時期です。

にもかかわらず自分の家には居場所が無かったのでしょう。

居場所を求め、存在を受け入れてもらうために必死で誰からも好かれる人になろうとしていたのでしょう。

一番身近な親に守ってもらえない事を知ってしまった遼太君は

身の危険を感じながらも流れに逆らうことが出来なかったのでしょう。

なんとも痛ましい事件でした。

児童生徒のいじめや暴行事件に関しては別のところで論じていますのでここでは触れませんが、

愛情を知らずに育ってしまった人は周りに受け入れてもらえないと感じ、

自分の存在に自信が持てないため、良い人になる事で受け入れてもらおうとします。

しかも自分を愛してくれる人と自分に害を為す人の区別がつかないのです。

愛情を受け取った事が無いためにそれが理解できないのです。

人間関係で傷つきやすい人はそこでつまづいてしまいます。

にこやかに挨拶をして、ごみ出しのルールを守り、

騒音などの問題を起こさなかったとしてもその人は別に「良い人」ではありません。

「社会的ルールの身についた人」と言うべきでしょう。

たとえ外面がよく人当たりがソフトであってもそれと人格とは全く関係ありません。

社会的ルールが身についていて几帳面で金銭的にもしっかりしていても

人を騙したり平気で傷つけたりする人は沢山います。

また、霊感があるから素晴らしい人に違いないと思い込んで詐欺にあったり、利用されたりする人も少なくありません。

ある一部分だけで相手の人格を判断してしまうと付き合う相手を間違ってしまうのです。

傷つかなくていいところで傷つき場合によっては心の病気にされたり犯罪に巻き込まれたりしてしまうのです。

心を開く相手を間違った末に自分を愛してくれる人を遠ざけ自分を傷つける人に自ら近付いてしまいます。

自分を傷つける人を「良い人」だと思い込んでついていってしまうのです。

では、そうならないためにはどうすればよいのでしょうか。

それは嫌われることを怖がらず、自分の思いを伝えることです。

言葉で言ってしまうと簡単なことですがこれがなかなかできません。

大人だってできないのですからそれを子供にやれといっても難しい話でしょう。

ここで大切なことがあります。

自分がやりたくないことをやらないと表明する事は相手を否定することではないのです。

だから、相手が傷つくかもしれないなんていう心配は必要ないのです。

あくまで、自分がそれをやりたいか、やりたくないかです。

やりたくない事を無理してやっているのは相手がやらせているのではありません。

意思を伝えることをあきらめてやりたくなくてもやることを自ら選んだだけです。

そして人は自分を押し殺して自分の本心を閉じ込め周りに合わせてしまい、

それが原因で心がつらくなっていくのです。

自分の意思を伝えられるようになるには強い心の支えが必要です。

自分を守っているてくれる人の存在や自分の価値観、生き方の理想です。

こういった心の支えがあって初めて人は自分の意思を表すことができるのです。

ストレートな自己表現が苦手な筆跡の例

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